
【要約】
こちらの記事は『NTTが光通信の「X帯」を新規開拓、既存光ファイバーで10倍の大容量化が可能に』の要約です。
- NTTが新たな波長帯「X帯(1675~1702nm)」を開拓
既存の光通信波長帯(S, C, L, U帯)に加え、X帯まで拡張。
→ これにより、従来比6.7倍の27THz帯域を実現。 - 伝送実験の成果
- 1040km(東京-名古屋-大阪相当)伝送で 160Tbps の容量を実証(従来比10倍)。
- 560km伝送では 189.5Tbps を達成。
- 既存の標準シングルモード光ファイバーを使用し、大規模なインフラ更新不要。
- 技術的ポイント
- PPLN導波路による波長帯一括変換技術
→ C~X帯を一括増幅できる超広帯域光増幅中継器を開発。 - ISRS(誘導ラマン散乱)の積極利用
→ 長波長帯(X帯)の伝送損失を実効的に低減し、安定した通信を実現。
- PPLN導波路による波長帯一括変換技術
- 意義
- 世界最大規模の長距離・大容量光伝送を既存ファイバーで実現。
- 2030年代を想定する IOWN/6Gの基盤技術として活用予定。
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【所感】
・新たな設備投資・インフラ投資をせず、既存のものを使用して新技術を生み出す方法は製造業のDXを進める上でも大変参考になった。
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