
【要約】
こちらの記事は『全ての日本自動車メーカーがこのまま生き残れるわけはない…ホンダがEV化計画を軌道修正、変革期の新戦略とは?』の要約です。
ホンダがEV戦略を軌道修正、新たな生き残り戦略とは?
背景
- 世界的なEV普及の遅れ、欧米の環境規制緩和を受け、ホンダはEV販売目標を見直し。
- 2030年のEV販売比率目標(30%)は達成困難と認識。ただし「2050年カーボンニュートラル」などの最終目標は維持。
- 投資計画も約10兆円から7兆円へ縮小。
新たな戦略
- ハイブリッド車重視
- 2030年に全販売のうち220万台をハイブリッド車に。
- 現在のハイブリッド販売(約90万台)を6年で倍以上に増やす計画。
- 新技術導入で商品価値向上
- 次世代ADAS(先進運転支援システム)「NOA(Navigate on Autopilot)」をハイブリッド車に初搭載。
- NOAは、信号認識、障害物回避、車線変更などを支援するがレベル2に留まる(責任はドライバー)。
技術面の特徴
- 従来NOAは高電力消費のためEV専用だったが、ホンダはハイブリッド車での搭載を目指す。
- 高性能SoC(System on Chip)をルネサスと共同開発(EV向けは2000TOPS、ハイブリッド向けは簡素化)。
- 2027年から北米・日本・中国などで新世代ADASを搭載予定。
完全自動運転事業の中止と技術転換
- GMとの完全自動運転タクシー計画は中止(GMが事業撤退)。
- 自動運転技術は「ルールベース」から「エンドトゥエンドAI学習」方式に移行。
- AIによる自動学習で開発速度が飛躍的に向上しつつある。
将来の業界再編も示唆
- 三部社長は、日本の自動車メーカーの多さに触れ「全社が生き残れるわけではない」と述べる。
- 日産との協業は継続予定。
更に詳しい記事を読みたい方はこちら
【所感】
・EV普及の流れは大分前から始まっているが、ホンダのEVからハイブリッド車への戦略転換がどのような結果をもたらすのか大変興味深い。
・こういった方針転換は日本全土の自動車業界に影響があると思うので、国がしっかりした方針を示すべきと思う。
これらの本はKindle unlimitedで無料で読めます。※初回30日間は無料です
