【要約・動画・所感】ヒューマノイドロボットがいよいよ現場に？　山善が物流現場での試験導入を公開 — MONOist

【要約】
こちらの記事は『ヒューマノイドロボットがいよいよ現場に？　山善が物流現場での試験導入を公開』の要約です。

山善は、物流現場の人手不足解消に向けて、ヒューマノイドロボットの試験導入を東京納品代行と共同で実施した。
AGI BOT製ロボットを用いた実証では、初見の商品でも97％の成功率でピックアンドドロップ作業をこなすなど、高い汎用性が確認された。

ロボットの強みは、VLMによる視覚認識、LLMによる判断、モーションプランニングによる動作生成という一連の処理を支える大量の模倣学習データ（学習データ）にある。INSOL-HIGHが基盤モデルを構築し、実際の現場で数百回レベルの追加学習（ファインチューニング）を行うことで、短期間で現場に適応させた。

物流センターではすでに自動倉庫（AutoStore）が稼働し、作業者数は大幅に削減されているが、最終工程のピッキングや仕分けは依然として人手が必要。
ヒューマノイドロボットがこの「最後の工程」を担えるようになれば、物流の完全自動化に大きく近づくと期待されている。

山善とINSOL-HIGHは、最大50台のロボットが同時稼働できる「フィジカルデータ生成センター」を2026年春に稼働予定。これにより高品位な学習データを継続的に生成し、2026年度内の本格導入を目指す。