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【要約】BYDのプラグインハイブリッドシステムの全貌、日本市場は第4世代「DM-i」を投入 — MONOist

【要約】
こちらの記事は『BYDのプラグインハイブリッドシステムの全貌、日本市場は第4世代「DM-i」を投入』の要約です。

BYD Auto Japanは、日本市場で初となるPHEV(プラグインハイブリッド車)SUV「BYD SEALION 6」を発表した。価格は税込398万2000円からと、国産PHEV SUVより100万円以上安価であり、BYDの強みであるバッテリー技術による高いコスト競争力が特徴である。

日本市場への狙い

BYDは、日本における

  1. 航続距離
  2. 充電環境
  3. 車両価格
    というEV普及の「3つの壁」に対し、EVとPHEVの両輪戦略で対応。SEALION 6は航続距離1000km超を実現し、充電環境への不安を軽減している

第4世代PHEVシステム「DM-i」の特徴

  • EV走行主体の設計で、静粛性と滑らかな走行性能を実現
  • 3つの走行モード
    • EVモード
    • シリーズハイブリッド(エンジン発電+モーター走行)
    • シリーズパラレル(エンジン直結+モーター補助)
  • 市街地ではEV走行比率が最大81%
  • 高速道路ではエンジン主体に切り替え、効率を最適化
  • EV単独航続距離は約100km

パワートレイン技術

  • 1.5L PHEV専用エンジン
    • 最高効率:43.04%
  • 高効率モーター&インバーター
    • モーター効率最大97.5%
    • 出力145kW/トルク300Nm
  • 自社開発IGBTと最適化された油冷システムにより高出力密度を実現

バッテリー技術

  • ブレードバッテリー(リン酸鉄リチウム)
  • CTB(Cell to Body)構造を採用し、空間利用率を65%向上
  • 高周波パルス電流による高速加熱(1分で3℃昇温)
  • 直冷式冷却プレートで冷却効率を20%改善
  • 世界初の12Vリン酸鉄リチウム補機バッテリーも量産化

上位システムと第5世代技術

  • DM-p:四輪駆動対応の高出力PHEV
  • DMO:大型オフロード向け縦置きパワートレイン
  • 第5世代技術
    • 易四方(e4):4輪独立モーター制御、タンクターンや水上走行が可能
    • 易三方(3):3モーター+後輪操舵、コンパスターンや高速パンク安定制御を実現

総括

BYDのPHEVは「EV走行を主役」に据えた設計思想と、バッテリー・制御技術の高度な統合により、燃費性能・快適性・価格競争力を高次元で両立。SEALION 6は、日本市場におけるPHEV普及の起爆剤となる可能性を秘めている。

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