
【要約】
こちらの記事は『「一緒に降りましょう」富士通・大西副社長がCFOと現場を訪れ、対話でつかんだ「データドリブン経営」成功の鍵とは?』の要約です。
■ 背景と課題
- 富士通はプロダクト企業からDX企業への転換を進める中、経営層と現場の「認識のズレ」が大きな課題に。
- 特に現場からCFOへの情報伝達の過程で内容が欠落し、経営判断が難しくなっていた。
■ 対話と現場重視のアプローチ
- 大西副社長はCFOに「一緒に階段を下りましょう」と声を掛け、現場に直接足を運ぶスタイルに転換。
- CFOとの対話を通じて、重要案件は毎月レビューする運用に変更。これにより現場との信頼関係が構築。
■ データ活用の推進
- データアナリティクスに基づくアラート監視や、商談パイプラインの精査を通じて、現場の説明責任が強化。
- 言い訳や不透明な情報の排除が進み、より正確な見通しが可能に。
■ OneERP+導入と業務改革
- 2024年10月に新基幹システム「OneERP+」を稼働。月次・四半期決算がスムーズに行えるように。
- 商品・サービスの「断捨離」を徹底し、全事業の見える化とデータ分析が可能に。
■ 今後の課題と展望
- 現在はまだ「データドリブン経営」の初期段階。予測精度向上や管理会計の高度化には課題が残る。
- 経営に必要なのは「ステージの定義」より「達成確率の統一」。
- データと対話の両輪で経営を進化させていく必要がある。
■ 結論
- 富士通の変革は「一歩踏み出すこと」から始まる。課題は動き出して初めて見えるものであり、柔軟かつ着実な対応が求められている。
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【所感】
・「現場に直接足を運ぶ」これができていない経営層は多いと思うが、それでは上手くいかないと思う。会議室のみで実態を知ることは不可能に近いので富士通の事例を見習ってほしい。
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