【要約】
こちらの記事は『ものづくりDXプラットフォームで変わる製造業の新しいスタイルとは？』の要約です。
第1章：「プラッとものづくり」とは？
「プラッとものづくり」は、大田区発の製造業DXプラットフォーム。約100社の中小製造業が参画し、図面がない構想段階からでも気軽に製作相談ができるのが特徴。案件分科会が問い合わせを整理し、適切な企業へ依頼する役割を担っている。
第2章：案件分科会の役割とメンバーの専門分野
案件分科会は、顧客との初期対応を行い、最適な企業を選定する重要な役割を果たす。メンバー4人の専門分野は以下の通り：
- 西村（株式会社エース）：ものづくり営業・商社機能
- 阿部（株式会社キョウエイ）：切削・印刷・ゴム・フィルム加工
- 関（有限会社関鉄工所）：大物切削加工
- 佐山（栄商金属株式会社）：電気・メカ設計・美容機器OEM
それぞれ異なる得意分野を持つため、幅広い相談に対応可能。
第3章：「プラッとものづくり」ならではの強み
個社では対応が難しい案件も、チームで取り組むことで以下のメリットが生まれる：
- スピーディーな対応：複数社で情報を共有し、迅速に解決
- 高い専門性：各分野のプロが集まることで、正確な回答が可能
- ゼロからのものづくり支援：まだ形のないアイデアでも、適切な企業とつなぎ実現可能に
成功事例として、研究者がDIYで作ったロボットの市販化支援や、ゼロからの試作を2～3日で実現した案件が紹介された。
第4章：今後の課題と取り組み
今後の成長に向けて、以下の課題が挙げられた：
- メンバー増加に伴う連携強化：現在100社だが、拡大に伴い情報共有の仕組み強化が必要
- 契約・NDAの課題：「チーム受注」に対する企業の理解を深めるための取り組みが求められる
- 設計段階からの関与強化：ものづくりのアイデア・見積段階から費用をいただくビジネスモデルの確立を目指す
第5章：製造業の新しいビジネスモデルへの挑戦
従来の製造業では「モノを納めて初めて費用が発生する」文化が根強いが、案件分科会では「原価低減コンサルタント」としての役割を強化し、設計段階から関与することで、より良い製品づくりとコスト削減を提案。
更に詳しい記事を読みたい方はこちら
【所感】
・製造業DXを進める上で様々な企業が持つ知見を共有できるプラットフォーム構築は他の地域も見習うべきだと感じた。
・こういった異業種交流を通して日本のものづくり企業のDXが進んで欲しい。
これらの本はKindle unlimitedで無料で読めます。※初回30日間は無料です
