
【要約】
こちらの記事は『双日の「挑戦指数」「風通し指数」、エーザイの積極的な人的資本開示…先進企業の経営戦略と人材戦略の連動法とは?』の要約です。
【1】双日 ― 「その会社ならでは」のKPIで経営戦略を支える
- 双日は「挑戦指数」や「風通し指数」など、自社独自の人的資本KPIを設定。
- 女性総合職の「海外・国内出向経験割合」や海外グループ会社の現地人材比率なども追跡。
- これらの指標は、同社が掲げる「ヒトの魅力で事業を創造し続ける総合商社」という経営方針と連動。
- 「女性活躍」「DE&I」「エンゲージメント」「挑戦」などを具体的な数値目標として可視化。
➡ 独自の指標を通じて、経営戦略と人材戦略の一体化を実現。
DE&I:「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包摂性)」の頭文字をとった概念
【2】エーザイ ― 「課題の明示」から始まる人的資本開示
- エーザイは2024年に120ページ超の『Human Capital Report』を発行。
- その特徴は「課題の提示」から始まる構成。
- 人事のグローバル化
- イノベーション推進
- DE&Iの深化
- 会社と従業員の情報非対称性
- これらの課題を明確化し、それを解決するための具体策を提示。
- 「社会善の実現」と「人材価値の最大化」を両立させる構造に。
➡ 課題起点の開示によって、人材投資と経営目標を明確にリンク。
【まとめ】
双日もエーザイも、経営戦略を“人”の観点から具体的なKPIや課題に落とし込むことで人的資本経営を実践的なものにしています。単なる「人を大切にする」姿勢ではなく、「経営目標達成のための戦略的人材活用」が両社の共通点です。
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【所感】
・企業の規模や業種によって経営戦略は変わると思うが、「“人”の観点から具体的なKPIや課題に落とし込む」部分は共通だと思うので見習うべきだと思う。



