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製造業DX担当者必見!製造業DXに関するおすすめ書籍8選

こちらの記事をご覧いただき、ありがとうございます。

先日Kindle Unlimitedで読める製造業DXに関する書籍を7冊ご紹介しましたが、製造業DXを更に深いところまで学びたい方向けに、私が読んで大変参考になった書籍をご紹介したいと思います。

今回ご紹介する書籍は以下の8冊になります。

1冊目:製造業DX EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略 福本 勲 (著)
2冊目:スマートファクトリー構築ハンドブック 日本能率協会コンサルティング (著)
3冊目:製造業DX  NTTデータ (監修)
4冊目:図解入門ビジネス 最新生産工場のDXがよ~くわかる本 山口俊之 (著)
5冊目:製造業のDXを阻む壁を乗り越えろ! 事例に学ぶ10のヒント 企業活力研究所 (著)
6冊目:改革・改善のための戦略デザイン 製造業DX 高橋信弘, 清原雅彦, 折本綾子 (著)
7冊目:WMS(倉庫管理システム)で実現する中小製造業の物流DX 東 聖也 (著)
8冊目:日本メーカー超進化論 デジタル統合で製造業は生まれ変わる ものづくり太郎 (著)

それではさっそく製造業DXに関するおすすめ本の詳細をご紹介していきたいと思います。

1冊目:製造業DX EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略 福本 勲 (著)

【著者】
 福本 勲
【出版日】
 2024/1/26
【評価・評価数】
 評価4.0 評価数48
【価格】
 2,530円
【内容】
製造業における日本のDXの現状を踏まえ、欧州連合(EU)/ドイツを中心とした世界の製造業DX最新事例を紹介
【どんな人におすすめ?】
製造業DXについてさらに知識を深めたい方日本以外の製造業DXがどのように進んでいるのか学びたい方

1冊目は製造業DXや欧米の動きなどに関する書籍や講演を多数されている福本 勲さんの書籍です。
こちらの書籍ではタイトルの通り、EUやドイツの最新デジタル戦略や製造業DXについて実際の事例を交えながら分かりやすく説明しています。日本の製造業でもDXは進んでいますが、ヨーロッパ、特にドイツは大分以前から製造現場のIoT化やDX化を進めています。これから最新の技術を使って製造現場のDXを進めたい方におすすめの一冊です。

2冊目:スマートファクトリー構築ハンドブック 日本能率協会コンサルティング (著)

【著者】
 日本能率協会コンサルティング
【出版日】
 2022/4/13
【評価・評価数】
 評価4.1 評価数63
【価格】
 3,080円
【内容】
スマートファクトリーのコンセプト設計から実装までを支援するためのフレームワークと検討ステップについてまとめた1冊
【どんな人におすすめ?】
製造業の部分最適を全体最適に変えていきたい方、スマートファクトリー構築について悩んでいる方

2冊目は製造業・サービス業を中心に、業務改善・組織改革・DXなどの経営課題を実践的に支援している日本能率協会コンサルティングの書籍です。
こちらの書籍はDX化を進める実務者に役立つ具体的な「50のイメージセル」という使える形式で内容が整理されて、実際の現場や考え方をイメージしやすい図表が用いられているので内容が理解しやすいです。実際に製造業のコンサルをお願いするとかなり高額ですが、それに近い内容をこの書籍から学ぶことができます。スマートファクトリーを進めようと考えている方、コンサルをしてもらう費用はないがそれに近い提案を得たい方におすすめです。

3冊目:製造業DX  NTTデータ (監修)

【著者】
 NTTデータ
【出版日】
 2023/6/15
【評価・評価数】
 評価3.4 評価数25
【価格】
 1,980円
【内容】
変革を迫られる製造業、その最前線を紹介
【どんな人におすすめ?】
日本の製造業を取り巻くグローバル環境と課題を知りたい方、製造業の最新トレンドとDX進展のポイントについて学びたい方

3冊目は国内最大級のシステムインテグレーターであるNTTデータの書籍です。
こちらの書籍では生産・品質管理/研究開発・設計のDX、サプライチェーン(在庫管理・調達・物流)のDX、製造業のエネルギー最適化/カーボンニュートラルなど製造現場以外のDXについても詳しく書かれています。製造業の経営者や役職者の方がトップダウンで製造業DXを進める際に役立つ1冊です。

4冊目:図解入門ビジネス 最新生産工場のDXがよ~くわかる本 山口俊之 (著)

【著者】
 山口俊之
【出版日】
 2025/7/1
【評価・評価数】
 評価3.8 評価数55 ※第1版の評価
【価格】
 1,870円
【内容】
製造現場に向けてDX(デジタル変革)を解説
【どんな人におすすめ?】
DXによって収益化=マネタイズができていない企業や、デジタルによってどうやってビジネスや業界に変革を起こし収益をあげられるのか知りたい方

4冊目はPOPシステムから得られるデータや情報を使って工場経営の革新や現場改善の推進を支援されている山口俊之さんの書籍です。
こちらの書籍ではDXによる変革が必要な経営戦略上のテーマを挙げて、製造現場の新しい姿を描かれています。一般的なIT業界のDXとは違い、生産工場のDXについて詳しく書かれているので、工場のIoT化やAI活用、データの可視化などを実施して製造業DXを進めたい方におすすめの1冊です。

5冊目:製造業のDXを阻む壁を乗り越えろ! 事例に学ぶ10のヒント 企業活力研究所 (著)

【著者】
 企業活力研究所
【出版日】
 2023/12/2
【評価・評価数】
 評価4.4 評価数7
【価格】
 1,650円
【内容】
製造業のDX推進の事例を数社取り上げ、そのポイントを抽出
【どんな人におすすめ?】
製造業DXに関する実務に適用しやすい具体的・直接的なヒント得たい方

5冊目は企業の活力増進のため、経済・社会上の諸問題の調査研究等を行うための組織である企業活力研究所の書籍です。
こちらの書籍ではDXを阻む4つの壁、身近な課題解決を目的にスモールスタートで始める重要性、企業成長を支えるDX人材の確保・育成について具体的に書かれています。製造業のDXを推進するよう言われているが、どこから手をつけていいか分からない方におすすめです。

6冊目:改革・改善のための戦略デザイン 製造業DX 高橋信弘, 清原雅彦, 折本綾子 (著)

【著者】
 高橋信弘, 清原雅彦, 折本綾子
【出版日】
 2021/11/26
【評価・評価数】
 評価3.6 評価数34
【価格】
 1,584円
【内容】
DXに活路を見出したい生産・製造業プロジェクト担当者のための本格的な手引き
【どんな人におすすめ?】
製造業における自社業務の改善で何から手をつけていいかわからない方向け

6冊目は橋信弘さん, 清原雅彦さん, 折本綾子さんによる共著です。
こちらの書籍では製造業DXの進め方というより、製造業DXを進めるための戦略デザインに重きをおいて説明しています。まずは自社の製造業DXを進めるための戦略策定やDXにつながる自社業務改善を行いたい方におすすめの1冊です。

7冊目:WMS(倉庫管理システム)で実現する中小製造業の物流DX 東 聖也 (著)

【著者】
 東 聖也
【出版日】
 2021/8/2
【評価・評価数】
 評価3.9 評価数22
【価格】
 1,650円
【内容】
中小製造業がWMSによる物流DXを実現するために必要な
WMSの導入とその活用方法について

【どんな人におすすめ?】
中小製造業の物流DXを進めたい方、物流DXの成功事例を学びたい方

7冊目は国内の物流事業者と荷主をデジタルでつなぐ「Jailo(ジャイロ)」プロジェクトを立ち上げ、物流課題の抜本的課題の解決に取り組んでいる東 聖也さんの書籍です。
こちらの書籍では倉庫管理の改革から始めるサプライチェーン・マネジメントについて、セミスクラッチ型WMSで実現する「物流DX」について、成功事例に学ぶ物流DXについて書かれています。物流DXを進めたいいが進め方が分からない、物流DXを進めるのに必要なデータ、データ収集の方法、物流DXの考え方について学びたい方におすすめの1冊です。

8冊目:日本メーカー超進化論 デジタル統合で製造業は生まれ変わる ものづくり太郎 (著)

【著者】
 ものづくり太郎
【出版日】
 2024/4/1
【評価・評価数】
 評価4.2 評価数65
【価格】
 1,760円
【内容】
日本の製造業が世界に後れを取る現状と、その背景にある構造的課題、そして再起の可能性を多角的に分析
【どんな人におすすめ?】
日本と海外の製造業の違いや現状を知りたい方/今後の製造業がどのようになるのかを知りたい方

8冊目はYoutube登録者数34.1万人を誇る「ものづくり太郎チャンネル」の運営や、多数の講演・執筆にて活躍されている、ものづくり太郎さんの書籍です。 ※私の著書も「ものづくり太郎チャンネル」で紹介していただきました

本書は、読み物としての面白さに加え、読者に強い危機感と再生へのヒントを与えてくれる極めて実務的な一冊です。日本の製造業は、これまで「現場力」「改善力」で世界をリードしてきたものの、デジタル化の波には乗り遅れてしまいました。その理由として「過去の成功体験」「変化を恐れる文化」「政府の支援不足」「メディアの偏向報道」などが指摘されており、まさに総力戦で臨むべき国家的課題であることが本書では強調されてます。特にEVや半導体など成長分野における国際競争力の低下をデータで示し、技術、制度、組織文化の遅れを浮き彫りにしています。

以上、製造業DXに関するおすすめ書籍を8冊ご紹介させていただきました。
製造業のDXを進めるには様々な角度からの視点や現場目線での改善や新技術導入、そして実際にDX導入を進める方のスキルが欠かせません。これらの知識をまずはご紹介した8冊から学び、皆さんが働いている職場でトライ・実践していただければと思っています。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

1冊目:製造業DX EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略 福本 勲 (著)
2冊目:スマートファクトリー構築ハンドブック 日本能率協会コンサルティング (著)
3冊目:製造業DX  NTTデータ (監修)
4冊目:図解入門ビジネス 最新生産工場のDXがよ~くわかる本 山口俊之 (著)
5冊目:製造業のDXを阻む壁を乗り越えろ! 事例に学ぶ10のヒント 企業活力研究所 (著)
6冊目:改革・改善のための戦略デザイン 製造業DX 高橋信弘, 清原雅彦, 折本綾子 (著)
7冊目:WMS(倉庫管理システム)で実現する中小製造業の物流DX 東 聖也 (著)
8冊目:日本メーカー超進化論 デジタル統合で製造業は生まれ変わる ものづくり太郎 (著)

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