
【要約】
こちらの記事は『工業製品としてのギターづくりを追求 デジタル設計で進化を続けるギター工房』の要約です。
1. 手工品から工業製品へという思想
- 同社は、職人の勘や個体差に依存しがちな従来のギター製作に対し、常に同じ品質と精度を再現できる工業製品としてのギターを目指している。
- その背景には、17年間にわたる国内外ギターのリペア経験があり、構造・音響・素材に関する深い知見が設計思想の基盤となっている。
2. オリジナルブランド「Infinite」
- こうした思想を形にしたのが、オリジナルエレキギターブランド 「Infinite」。
- 3D CAD/CAMソフト「Autodesk Fusion」とCNCルーターを活用し、
職人の経験知をデジタル設計・製造技術に融合している。 - 製造は外注に頼らず、自社一貫生産体制を確立。
3. 独自構造「小菊ロジック」
- 日本の宮大工の木組み「小菊」から着想した独自のネック・ボディ接合構造。
- ボルトオン方式の弱点であるズレを防ぎ、
高い剛性・音響安定性・演奏性を実現。 - 手加工では不可能な精度を、CNC加工と公差設計によって安定的に再現。
- 実用新案登録済みの、他社が容易に真似できない技術。
4. ネック内部の独自補強構造
- トラスロッドに加え、指板とネックを凸凹構造で接着する独自方式を採用。
- ねじれや反りを大幅に抑制し、約2000本の製造実績でトラブルはごくわずか。
- 剛性を高めつつ、「鳴り」を損なわない設計を実現している。
5. Fusion導入による設計・製造革新
- 3D CADとCAMが統合されたFusionを採用したことで、
- 加工時間を大幅短縮
- データ連携トラブルを解消
- 設計から加工までをシームレスに管理
- CNCルーター3台を工程別に使い分け、
木材特有の収縮・歪みを考慮した設計で高精度加工を実現。
6. セミオーダーを支えるデジタル設計
- ブリッジやピックアップなど主要部品をパーツライブラリ化。
- 顧客要望に応じた配置変更や形状調整を、3D CAD上で即時シミュレーション。
- レンダリング機能により、完成イメージの共有精度も向上。
7. 今後の展望
- セミオーダー、OEM事業の拡大。
- Fusionを扱える設計人材の育成とチーム化。
- 若手製作家の雇用創出を通じた業界全体の活性化を目指す。
まとめ
ハイエンドミュージックは、リペアで培った知見とデジタル設計・製造技術を融合させることで、「職人技 × 工業製品」という新しいギター製作の在り方を提示している。その挑戦は、ギター業界の未来を切り開く実践的モデルといえる。
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