
【要約】
こちらの記事は『「有効作業分析法」を実際に試して効果を実感してみよう!~現場改善を定量化する分析手法とは~』の要約です。
◆ 有効作業分析法Bとは
- 適用範囲:繰り返し作業の現場(中量産・量産向け)
- 目的:作業を「有効/無効」に分類し、無駄を可視化して排除することで効率向上を図る。
◆ 有効・無効の定義
- 有効作業:製品の形状や状態を変える直接的な作業(組立て、締付けなど)
- 無効作業:
- 移動・待ち・調整・探し物
- 不良品処理
- 標準時間より遅い作業など
◆ 有効作業率の算出
- 実働時間から個人余裕時間を除いた時間を使い、生産台数で割ったタクトを用いて計算。
◆ 分析手順(フローチャート活用)
- 目的・目標設定
- 対象職場・作業者の決定
- 動画・ストップウォッチによる記録・分析
- 表1~4を使って分析結果を整理
◆ 両手作業の重要性
- バーンズの「動作経済の原則」に基づき、両手を同時に使うことで効率とバランスが向上
- 例:
- 両手で別の部品を同時に組み付け
- はんだ作業時の両手使用
◆ 片手作業の見直し
- 片手しか使っていない作業は、治具や工程の改善で両手化が可能
- 両手作業化で作業スピードと精度が向上
◆ 最後に
「無駄に気付かないのが最大の無駄」。
改善にはまず「無駄」の意識から始めることが重要です。
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【所感】
・昨今DXやIoTの活用が謡われているが、「動画やストップウォッチによる記録・分析」のようにまずは現状で出来ることからやってみるという姿勢が大切だと感じた。
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