
【要約】
こちらの記事は『変革の鍵は「ひとのチカラ」 出光興産が育成するDX人材は会社をどう変えるのか? — JBpress』の要約です。
■ 概要
出光興産は、カーボンニュートラル時代に向けた事業転換の一環として、「ひとのチカラ」を軸にしたDX推進に取り組んでいます。特に社員の自律的・自発的な行動を促すことで、自然とデジタル技術を業務に取り入れられる状態を目指しています。
■ DXの重点ポイント
- 業務プロセスの改善を中心にデジタル技術を活用。
- 単なるシステム導入ではなく、プロセスの可視化と最適化を重視。
■ DX人材の定義と育成
- 「業務プロセスを最適化し、新たな価値を創出する人材」と定義。
- 育成にはベーシック・コア・エキスパートの3段階のスキル要件を設定。
- 2030年までにベーシック1万人、コア3000人、エキスパート450人の育成を目標。
- 強制ではなく「奨励型」の研修(eラーニングやハンズオン)を実施。
■ 実際の活用事例
- 社員が自作したアプリが800以上。例:作業用グローブを付けたまま記録できるアプリ、スケジュール可視化アプリなど。
- 生成AIの導入により、議事録作成や問い合わせ対応の効率化が進む。
- 人材情報と業務情報のマッチングツール(野村総研との協業)で、社員の強み・弱みも可視化。
■ 現在と今後の展望
- 2023年の社内AIツール展開では、7500名が利用、うち8割が生産性向上を実感。
- アプリ開発経験者は600名以上。
- 今後は、社内だけでなく、特約販売店や顧客との関係深化のためのツール開発も進めていく。
- デジタルを自然に使いこなす文化を醸成し、ボトムアップ型のDXを継続的に推進。
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【所感】
・「社内AIツールを7500名利用して8割が生産性向上を実感」とあるが、実際に数値で生産性が上がったのかの効果測定を実施したのか気になる。(アンケートだと信ぴょう性に欠けるため)