
【要約】
こちらの記事は『三菱電機が米国企業に過去最大の買収額を投じた2つの狙い』の要約です。
発表日:2025年9月9日
買収額:8億8300万ドル(約1300億円、過去最大)
対象企業:米国のOTセキュリティ企業 Nozomi Networks(完全子会社化)
買収の2つの狙い
- OTセキュリティ事業の強化
- Nozomiは電力・鉄道・自動車などのインフラや製造業向けに、
- ネットワーク可視化
- AIによるリアルタイム異常検知
- IoT/OTデバイス対応セキュリティ
を提供。
- 市場規模は2025年に約2.9兆円 → 2035年には15兆円に拡大予測。
- 三菱電機は10年でOTセキュリティ事業を10倍に拡大する方針。
- Nozomiは電力・鉄道・自動車などのインフラや製造業向けに、
- デジタル基盤「Serendie」事業の強化
- Serendieはデータを収集・活用するための三菱電機のデジタル基盤。
- NozomiのSaaS・クラウド基盤・AI技術を取り込み、製造業だけでなくビルやインフラにも展開。
- 2030年度に売上1兆1000億円を目標。
- セキュリティ強化とデータ利活用を両輪として事業拡大を狙う。
背景
- IoTの普及で工場・インフラが外部と接続 → サイバー攻撃リスク増大。
- Nozomiは100以上の通信プロトコルに対応し、異なる環境のデータを統合・分析可能。
- 買収により、セキュリティとデータ活用を一体化したビジネスモデルを推進。
更に詳しい記事を読みたい方はこちら
【所感】
・工場のスマート化やIoT化は進んでいるので、今後は現場寄りのセキュリティ対策が大切になると感じた。
これらの本はKindle unlimitedで無料で読めます。※初回30日間は無料です
