
【要約】
こちらの記事は『オープン化のファナック、ロボット制御装置のソフトPLC機能活用デモ』の要約です。
主なポイント
1. R-50iAのソフトPLC機能
- IEC 61131-3準拠のCODESYS を追加ハードなしで使用可能(オプション)。
- ラダー/ST言語など 6種類のPLC言語 に対応。
- 周辺機器・ツールの I/Oシーケンス制御 が可能。
- Pythonスクリプトの実行も可能で、オープン化を意識したコントローラー。
2. ノーコード工程操作盤の実現
- ソフトPLCを利用し、ランプ・ボタンなどのGUIをノーコードで作成できる。
- 作成した画面は Ethernet接続のPC/タブレットのブラウザから表示可能。
3. 展示デモ内容
- 物理PLCなしで、他社製サーボモーターのオプション軸(位置・速度・トルク)を制御し、リアルタイム表示。
- ばら積みピッキングのデモでは コンベヤ制御もソフトPLCで実施。
- 「必要以上に高価なPLCを使わず、簡易制御はソフトPLCで十分」という提案。
4. 新製品展示
▶ 大型産業用ロボット「R-2000/Eシリーズ」
- 動作速度20%向上
- 可搬質量10%向上
- リーチ10%延長
- Python・ROS対応で、AIを使った柔軟なシステム構築が可能。
▶ 協働ロボット「CRX-3iA」
- 可搬3kg、重量11kgの軽量モデルで片手持ち可能。
- リーチ692mm。
- 設置角度を自動認識し、設定不要。
- 溶接作業などの自動化用途を想定。
まとめ
ファナックはiREX2025で「オープン化」をキーワードにソフトPLCによる柔軟・低コスト・カスタマイズ性の高い制御を提案。加えてPython/ROS対応の新型ロボットを多数展示し、AI/フィジカルAI時代に向けたプラットフォーム志向を強めている。
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