
【要約】
こちらの記事は『パナソニックの次の柱は“畜産”!? 「水」でインドネシアに切り込む勝算』の要約です。
パナソニック 空質空調社は、インドネシアの深刻な水インフラ問題に着目し、独自の水浄化技術を活用して畜産分野へ本格参入している。インドネシアでは約7割(約4500万世帯)が井戸水に依存し、鉄分や大腸菌による水質汚染が生活・産業の大きな課題となっている。
同社は、井戸水中の鉄分や細菌を除去する「セントラル水浄化機器(WPS)」を開発・展開。住宅向けで累計約2500台の導入実績を持ち、公共インフラに頼らず個別導入できる点を強みとしている。
このWPS技術を畜産分野(養鶏・酪農)に応用するため、2024年から2025年にかけてボゴール農業大学と共同で実証実験を実施。その結果、
- 肉用鶏の死亡率が約2.6ポイント改善
- 採卵鶏の産卵率が約2.8ポイント向上、卵の品質も改善
- 酪農では乳脂肪含量が約2割増加し、乳房炎リスクも低減
といった生産性・品質両面での効果が確認された。中小規模農家でも、WPS導入費用(約10万円)を3~4カ月で回収できる試算となっている。
今後は3年間で畜産向け1000台販売を目標に、飼料メーカーとの連携や農家向けセミナーを通じて普及を拡大。インドネシアでの成功をモデルに、ベトナムやマレーシアへの展開も視野に入れている。清潔な水の提供を通じ、生産性向上とアニマルウェルフェア(動物が心身ともに健康で、ストレスの少ない快適な環境で生きられるように配慮する考え方)の両立を目指す戦略である。
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