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【要約】オリンパスの倉庫自動化プロジェクトが最終段階に、自動梱包で何を実現したのか? — MONOist

【要約】
こちらの記事は『オリンパスの倉庫自動化プロジェクトが最終段階に、自動梱包で何を実現したのか?』の要約です。

オリンパスは、相模原物流センターにおける倉庫自動化プロジェクトの最終段階として、自動梱包ラインを導入した。従来のコスト削減を目的としたものではなく、貨物の絶対数と容積の圧縮を主な目標としている

1. 倉庫自動化の概要と成果

  • 2019年からプロジェクトを開始し、以下の3つの自動倉庫システムを導入:
    • AutoStore(オカムラ):保管効率向上
    • バケット自動倉庫(村田機械):作業スピード向上
    • ユニシャトル(村田機械):ピック完了品の順立て
  • GTP(Goods to Person)概念と動作経済原則を活用し、作業者の負担を軽減
  • これにより、2025年度目標を前倒しで達成(例:出庫行数38%増、省人化31%)

2. 自動梱包ライン導入の目的

  • 物流2024年問題(ドライバー不足など)に対応
  • 貨物の無駄な空間を削減し、トラック積載効率を向上
  • 物流業者の負担軽減を優先し、従来のコスト削減から目標を変更

3. 自動梱包機「J-RexS」の導入とその効果

  • レンゴーが開発した「J-RexS」第1号機を採用
  • 製品の高さを計測し、段ボールをカット・封かんすることで無駄な空間を削減
  • 2023年比で貨物容積を17%削減し、年間4%のコスト削減を実現
  • 梱包作業の自動化により、出荷業務の締め切りを1時間前倒ししても影響なし

4. 包装設計の最適化と今後の展望

  • 設計開発部門と連携し、物流効率を考慮したパッケージ設計を開始
  • 販売パートナーや他社との共同配送の可能性も検討
  • 医療機関への物流をより効率化し、安定供給を実現する取り組みを強化

オリンパスは、この自動梱包ライン導入により物流の最適化と省人化を進めるだけでなく、医療機器の安定供給を支える新たな取り組みを進めている

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