
【要約】
こちらの記事は『EV事業トップ・関潤氏が語る鴻海のEV戦略、自動車業界にイノベーションをもたらすクルマづくりの「発想の転換」とは?』の要約です。
鴻海EV戦略説明会における要点まとめ
🔹 基本方針
- 鴻海はB2B専業として自社ブランドではなく、委託製造と設計・製造一貫型のEVビジネスを展開。
- EV市場で40%シェアを目指す。
- 「インベーダーではなく、パートナー」であることを強調。
🔹 鴻海の強み
- 世界最大のEMS企業:信頼性と実績(市場シェア46.1%)
- 台湾文化の「三国融合」(中国のスピード、日本の品質、アメリカの革新)
- ICT企業としての柔軟性と効率的な開発体制
🔹 EVの3大ペインと解決策
- 高額:バッテリー過大・機能過剰を排除し、価格低下を実現
- 不便:急速充電技術で「3分で98%充電」を目指す
- もうからない:Eアーキテクチャを「商店街型」から「モール型」に再設計し、部品数とコスト削減
🔹 製品ラインナップ
- モデルC:高性能CセグSUV(234~468PS)
- モデルB:ピニンファリーナデザインのBセグEV(2026年オセアニア市場へ)
- モデルT:EVバス(2027年日本市場投入予定)
🔹 イノベーションのカギ
- 「車両が部品に合わせる」オフザシェルフ設計
- MIHコンソーシアムによる業界標準化とコスト削減
🔹 将来展望
- 開発期間はコンセプトから22ヶ月と短期間
- 充電・生産・設計すべてにおいて合理性とスピード重視
- EV普及の鍵は経済合理性とユーザー視点の革新
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【所感】
・「過剰機能を排除する」という部分が出来ず日本の産業が衰退した過去があると思うので、EV事業においてもシンプルで良いものを作ってほしいと思う。
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