ニュース/ブログ    【要約・所感】なぜダイハツ工業では現場発のAI事例が次々と生まれるのか、仕掛け人に聞く — MONOist
        2025.10.25 ◆あらゆる企業でAI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)が進められているが、その中で期待以上の成果を残せているところは少ない。特に製造業では、設計や製造など、モノづくりの本質的な業務において、具体的な成果を生み出すのが難しいといわれている。MONOist主催イベントの来場者アンケートで見ても、工場のDXの進捗について「成果が出ている」とした回答は23.4%だったのに対し、「期待ほどの成果は出ていない」とした回答は36.2%となり、成果を十分得られていない回答者が多い結果となった。まだまだ成果を出すまでのプロセスに課題を抱えていることが分かる。その中で、ダイハツ工業では、DX推進部門が各現場を回り“DXの芽”を支援する“草の根”活動を推進し、さらに、それを広げるための仕掛け作りにより、社内でのAI活用事例を次々に生み出している。その推進の中心を担っているのが、ダイハツ工業 DX推進室デジタル変革グループ長(兼)東京 LABO シニアデータサイエンティストの太古無限氏だ。ダイハツ工業でいかにAIの活用を広げてきたのか、今後どのような方向性を考えているのかについて聞いた。