
【要約】
こちらの記事は『リコージャパンが中堅中小製造業DXに注力、ネクスタ「SmartF」を1000社に導入へ』の要約です。
リコージャパンとネクスタは、中堅中小製造業のDX推進を目的に資本業務提携を締結した。リコージャパンは、ネクスタが提供する製造業向けクラウドサービス 「SmartF」 を、自社のDXエコシステムと組み合わせ、2030年までに1000社へ導入する目標を掲げている。
提携の背景と狙い
- 中堅中小製造業は人手不足・生産性向上が大きな課題
- DXが有効な解決策である一方、導入はまだ十分に進んでいない
- この“未開拓市場”に対し、両社が強みを持ち寄り本格展開
SmartFの特徴
- 製造業の受注・生産計画・発注・在庫管理などを幅広くカバー
- 月額5万円から導入可能なサブスクリプション型
- 導入期間は4~6カ月と短く、スモールスタートが可能
- 個別カスタマイズ不要でも現場に適応しやすい設計
- 週1回のアップデートで機能を継続的に強化
- 新たに販売管理、SFA、経営ダッシュボード機能も追加予定
リコージャパン側の取り組み
- SmartFを中核とした製造業版DXエコシステムを構築
- DX人材として「製造ソリューションエバンジェリスト」120人を育成
- 約100万事業所の顧客基盤を生かし、製造DXをトータル提供
ネクスタの成長状況
- SmartF導入企業は数百社規模
- 売上高は
- 2025年度:5億円超
- 2026年度:10億円超(倍増)見込み
- 従業員数も約2年で19人→120人へ急拡大
- 今回の提携と合わせ、約8億円の資金調達(シリーズB)を実施
総括
「高額・長期でDXが進まない」中堅中小製造業の課題に対し、
- 低コスト
- 短期間
- 現場密着
というSmartFの強みと、リコージャパンのDX基盤・人材・顧客網を融合させることで、製造業DXの本格普及を狙う戦略的な取り組みといえる。
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