
【要約】
こちらの記事は『株価100円割れの経営危機から再起したNEC、鍵となった「社員の力を引き出す」改革の中身』の要約です。
背景と経営危機(〜2012年)
- 2000年以降の業績悪化:売上高は2000年のピークから下落。
- 2012年には株価が100円を割る:グローバル競争の激化、看板事業の整理が背景。
「第3の創業」としての変革(2013年〜)
- 社会価値創造型企業への転換を目指す。
- 歴代3人の社長がそれぞれ改革を継続推進。
- 2018年から始まった「Project RISE」が転機に。
Project RISEの3本柱
- 人事制度
- 働き方
- コミュニケーション
- 外部人材を経営中枢に登用、多様性が改革を加速。
エンゲージメント向上の3つの施策
- 全社戦略の浸透
- 毎月のCEOタウンホールミーティング実施。
- 面(横の連携)とカスケード(上から下への対話)による社内共有。
- 評価・報酬・キャリア形成
- 2024年度からジョブ型人材マネジメントを本格展開。
- 社内公募制度「NEC Growth Careers」などで社員のキャリア自律を支援。
- 働き方とウェルビーイング
- リモートと対面を組み合わせた新しい働き方。
- 健康経営・資産形成支援「Shines」、リバースメンタリングの導入。
成果と今後の目標
- 2018年度から2023年度で営業利益・株価が約3倍に。
- エンゲージメントスコア:19% → 39%(2023年)。
- 2025年までに50%達成を目標。
コア思想「NEC Way」
- 共通の価値観をベースに、社員一人ひとりが社会価値創出とイノベーションに取り組む。
- 「利益→イノベーション→社会価値→利益」の好循環を意識。
NECは、社員の力を引き出すことを軸に、多面的な改革を重ねて「選ばれる企業」へと変貌を遂げました。
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【所感】
・エンゲージメントを向上させた施策についてもう少し具体的な記載が欲しいと感じた。
・社員のモチベーションや満足度を数値で測る取り組みは改善を進めるうえで良い取り組みだと思った。