
【要約・所感】中小製造業にとって意味あるデジタル化とは? 難航したIoT化計画で見えたもの — MONOist
2025.3.9 ◆高度経済成長期、大田区に9177社存在した工場は、水平分業体制で大手企業からの加工の依頼に対応できる体制を構築していました。しかし、2016年時点で工場数は4229社まで減少し、これによって既存の企業間ネットワークが崩れ始めてしまいます。そこで解決策として、工場にIoTセンサーを導入し、ITで連携させることでネットワークを維持する取り組みを始めました。実証実験を重ねた結果、個社のデジタル化だけではなく、モノづくり改革や地域での連携方法の見直しの必要性が認識され、これらについてもデジタル化と並行で進める形になりました。こうした実証実験で獲得したノウハウを大田区中小製造業全体に広げ、地域のデジタル化を加速することを目標にしました。