
【要約・所感】「求心力」と「遠心力」で市場拡大、ダイキンが世界に展開する「地域マザー」工場の役割 — JBpress
2025.2.11 ◆ダイキン工業(以下、ダイキン)が堅実に成長してきた要因の一つに、海外事業の拡大がある。それを物語るのが、同社の空調における海外売上高比率85%という数字だ。空調は地域の気候や文化によって求められる機能や需要の波に極端な差がある。それらに細かく対応した生産体制を構築するため、同社はグローバルの生産において「市場最寄化戦略」を取ってきた。こうした戦略の中心にいるのが、マザー工場であるダイキン滋賀製作所である。ダイキンのグローバルにおける生産戦略と、その中での滋賀製作所の役割を見ていく。